東京都千代田区大手町に位置する都会の星のリゾート「星のや東京」。
今回はこちらの「桜」の部屋に宿泊する機会がありましたので食事やお茶の間ラウンジなどについてと合わせてご紹介します。
星のや東京の基本情報
ホテル名 | 星のや東京 |
住所 | 東京都千代田区大手町一丁目9番1 |
最寄り駅 | 大手町駅/東京駅 |
駐車場 | 有(グランキューブ:1泊5,500円) |
クラブラウンジ | 無し(お茶の間ラウンジ) |
大手町駅が最寄り駅というビジネス街の立地ですが、自家用車用の駐車場もあります。ただ、グランキューブという別の建物の下なのでご注意ください。
また、星のや東京にはお茶の間ラウンジという空間がありますが、クラブラウンジは「無し」と記載させていただきました。理由は後ほど詳しく紹介しますが、宿泊者全員が入れる&ちょっと「クラブラウンジ」のイメージとは違うかと思ったためです。
チェックイン
大手町駅から徒歩でビジネス街を抜けていくと、真っ黒なビルにひっそりとほしのや東京の入り口があります。忙しない東京でも星のリゾートな落ち着いた雰囲気を感じ早くも気分が高まってきます。
入り口から入るとまず、大きな吹き抜けのような大き抜けのようなエントランスです。左手の格子柄のボックスは1つ1つが下駄箱となっており、ホテルマンの方が靴を入れてくださいます。
また、足元は畳敷きとなっているため、星のや東京に入った瞬間からいぐさの香りを感じることができます。裸足(靴下)で過ごすことができるのも日本人には嬉しい気がしますね。
チェックインはここからお部屋まで案内していただき、お部屋でしていただくためフロントに寄る必要はありません。
客室(桜)
部屋のタイプ | 広さ |
---|---|
菊 | 約83平米 |
百合 | 約40〜50平米 |
桜 | 約40〜50平米 |
ほしのや東京はあまり部屋のタイプ数は多くなく、菊・百合・桜の3タイプで菊がスイートのような位置づけ、百合と桜の違いはベッドがダブルかツインかのようです。
今回は最もほしのや東京の部屋でスタンダードなツインベッドの桜に宿泊してきました。
ベッドルーム
全館土足厳禁で畳敷きのため、もちろんお部屋も畳敷きとなっています。シームレスに廊下と部屋を行き来できる経験は中々他のホテルではできずまるで家に居るかのようです。
ソファーはデザインの良さもさることながら女性1人でも動かせるくらいに軽く、2人がけのように配置することもできるため、部屋でくつろぐのに大活躍でした。
茶器も和風で可愛らしいです。飲料水は部屋に置いておらず、茶器の後ろの水差しにお茶の間ラウンジで汲んでくるスタイルです。環境配慮が叫ばれる中ペットボトルを削減できる良い案ですね。
お部屋にはパジャマではなく浴衣が用意されています。部屋着ではなく館内着のため、こちらを着用してお茶の間ラウンジをはじめ館内各所に行くことができます。
チェックイン作業の後、お部屋にお茶と羊羹を持ってきていただけました。ホテルに着いてから部屋以外に行く必要がないので最初からとても優雅な気持ちになれます。
バスルーム
星のや東京には温泉もありますが、お部屋のバスルームも洗練されていておしゃれなデザインになっています。
洗面スペースと湯船・シャワーブース(トイレは別です)が一体になっているよくある構造のバスルームですが、湯船はアイランドキッチンのように少し壁から離れた位置にあり、バスルームの中ながら開放感があります。
また、この時はくもりガラスにしていますが切り替えれば部屋とバスルームの間のガラスは透明にできますのでより強く開放感を感じることも可能です。
シャワーブースは洗面スペースを挟んだ浴槽とは反対側にあり、こちらにLIRioのシャンプー・シャワージェル・コンディショナーが設置してあります。
アメニティ
歯磨き・くし・コットン・綿棒・クレンジングなど一通りのアメニティは揃っているので必ず持ち込まねばならないものはないかと思います。
中心の白いチューブはLIRioのボディクリームで多めの容量が入っています。持ち帰ってからも楽しめるボリュームだったのでありがたかったです。
お茶の間ラウンジ
お茶の間ラウンジは各宿泊フロアごとのエレベーターホールの前にあるちょっとしたラウンジスペースのことです。
この写真のスペースのみなので小さめに見えてしまうかもしれませんが、1フロアには6室しか客室がない&24時間利用可能なため、比較的ゆったり使えます。
飲み物・食べ物
スタッフの方は常駐しているわけではないため、基本的にドリンクはこちらの棚からセルフで用意するスタイルです。お茶だけでなくコーヒーや紅茶の準備もあります。
また、ちょっとしたお茶菓子もあるため小腹がすいた時に食べたりお部屋に持って帰ったりするのもおすすめです。
冷たいジュース類やアイスも冷蔵庫に常備されているため、温泉やお風呂上がりに冷たい飲み物がほしいときに嬉しいサービスです。
設備・遊べる物
お茶の間ラウンジには窓際部分にコンセントを使用できるデスクがあります。桜の部屋などにはしっかりしたデスクは無いのでワーケーションをされる際にこちらが便利だと思います。
また、中央の大きな机には双六と判集めが置いてあります。こちらを遊んで受付まで持参すると、プレゼントももらえるので是非遊んでみていただきたいです。
温泉
ほしのや東京は本当に東京の地下から汲み上げている温泉に浸かることができます。
中の写真は撮影できませんでしたが、奥が暗くなる洞窟のような場所や、東京の空を見上げることができる露天風呂などがあり、見た目でも楽しめました。
時間帯に限りがあるようですが、お風呂上がりにその場でドリンクをいただくことも可能です。夏場などはお風呂上がりどうしても暑くなるので嬉しいですね。
また、この時は塗香(ずこう:お香を体に直接塗ること)のセットも置いてありました。白檀の香りがほどよく体に馴染み、リラックスした気持ちになれます。
催し物
星のや東京では常設のものや季節に合わせて様々な催しものが行われています。今回宿泊した際は、近場の酒蔵の日本酒とおつまみをいただくことができました。
かわいらしい屋台がロビーに出てきてそこで提供を行ってくれるので小さなお祭りのようです。
日本酒は石川酒造さんの多満自慢と小澤酒造さんの澤乃井をいただきました。日本酒にはあまり詳しくないのですがどちらもスッキリとした味わいでとても美味しかったです。
星のや東京の食事
星のや東京はお部屋での食事が基本になりますが、宿泊者限定かつ予約必須のレストランも1つだけありますので合わせてご紹介します。
夕食(インルームダイニング)
夕食は星のや東京ダイニングの予約が取れなかったため、豪華にお部屋で星のや東京御膳をいただきました。
お重をホテルの方が開けて並べてくださるのですが、ぱっと見た感じよりもどんどん料理が出てくるので驚きました。見た目の華やかさもレストランなどに負けていないように感じます。
どれも美味しかったですが、個人的には二の重の牛肉のばらちらし寿司はもう一度食べたいと思っています。(星のや東京に宿泊しないとたべられません…)
朝食(インルームダイニング)
朝食のインルームダイニングもお重で、和食を洋食から選ぶことができます。どちらもメニュー数が多く、彩りも華やかでおいしいです。
ご飯は別でお釜でいただけます。
レストラン
形態 | 店名 | 価格帯 |
---|---|---|
フレンチ&和食 | 星のや東京ダイニング | 21,780円/1人 |
星のや東京ダイニングは宿泊者限定で予約できるレストランです。宿泊予約をした後にしか予約できないため、注意が必要です。
また、営業時間は17:30-20:30と夕食のみの営業となっていますが、宿泊時以外は予約することすらできないため、宿泊予定の方は予約が取れるかチェックしてみることをおすすめします。
チェックアウト
最後のチェックアウトはロビーで行います。催し物などに参加しなければこのタイミングで初めてロビーを訪れることになります。
中心にカウンターがあり、両サイドに広いソファースペースがあるため、余裕を持って座ることができるので待つ時間もゆったりと過ごせます。