・家事や育児をしなかったり消極的だったりする夫はどんな心理状態なのか?
・家事や育児を積極的にやってくれない夫には何が足りないのか?
・どうすれば家事や育児に前向きに取り組む夫になるのか?
このように夫に家事や育児を持って主体的にして欲しいのに全くしてくれない、という悩みを持つ女性は多いと思います。
実際、私も結婚当初は家事や育児んい対する積極性はかけら程度しかありませんでしたが、今では様々な妻からの指摘や反省の甲斐や仕事の変化もあり、それなりの主体性を持って家事育児に取り組んでいます。
そこで、今回の記事では、家事や育児をしない夫の心理状態はどんな物か、家事や育児に非協力的的な夫に足りない物は何か、どうすればそんな夫を積極的に家事に取り組む人間にできるか、の3点を私の経験を元にご紹介します。
家事や育児をしない夫の心理状態
まずは、家事に積極的では無い夫(男性)がどんな心理状態にあることが多いかご説明します。
大半の家事育児をしない夫の心理は何も考えていない「無」
少し衝撃的ですが、過去のとうふを含め家事や育児をしない夫に最も多い心理状態は、家事や育児について何も思っていない、という感情や心理を抱く前の「無」に近い状態です。
家事や育児をすることに対しての感情や心理をプラス(快)でもマイナス(不快)でも抱いていないため積極的に何か取り組むことはまずありません。
この状態の夫の心理は、「無」に近いので妻が家事や育児を全てしてくれる環境を当然・当たり前だと思っている訳でもありません。
しかし、家事や育児を自分から積極的やって欲しい、贅沢は言わないから手伝って欲しい、というパートナーの気持ちを察することができる状態でもありません。
極一部の家事育児をしない夫の心理は「妻がやって当然」
決して多くはありませんが、極一部の夫は「家事や育児は妻がやって当然のものである」という心理状態にある場合があります。
こうした、かなり古い時代の日本の親父のような考え方の男性は女性の社会進出に伴い減りつつあります。
しかし、世間の考え方、認識が変わりつつあっても実態面はまだ下図のように男性よりも女性が家事育児に従事している時間がかなり多い状況です。
家事や育児をしない(消極的)な夫に欠けているもの
次は、家事にあまり積極的でない夫の心理状態ごとに何が足りないのかを説明していきます。
家事育児に対し「無」の心理=察する力の欠如
家事について特に何も感情を抱いていない「無」の心理状態にある夫は、やるべき家事や妻の負担を「察する能力」が不足しています。
物事を察する能力や空気を読む能力は、生まれ持ったセンスがないと駄目、女性よりも男性は性別的に劣る、などと言われています。
しかし、家事や育児についてのみの察する能力であれば、性別に関係なく訓練と慣れである程度養うことが可能です。
それにも関わらず察する能力が不足している夫が多いのは、幼少の男の子に家事を積極的に手伝うように熱心に指導する家庭が多くなかったことが理由の1つだとされています。
男女間の察する能力の差については、家事や育児でなく恋愛に関して、男女脳論の専門家である黒川伊保子先生が下記のように紹介していますので、気になった方は参考にしてみてください。
家事育児に対し「面倒・妻がやるもの」の心理=当事者意識の欠如
家事を面倒、自分がやるものでないと思っている夫には当事者意識が不足しています。
先程挙げた「察する能力」は個人差が明確に存在するものですが、家事や育児に対しての当事者意識は心構え次第で誰でも持つことができるものであり、持つべきものです。
家事や育児に対する当事者意識の欠如は、前述の通り、古い時代日本の男尊女卑のを体現したような家庭、地域で育つと起こりやすくなります。
家事育児をしない夫に響くのは愚痴ではなくストレートな要求
積極的に家事に取り組める夫に変えていくための方法をご紹介します。
家事の分担状況表を見せて察する力を養つけさせる
必要な家事を察する力を養うには、家事の分担状況表を見せて、具体的にどの家事は気づいたらやって欲しいと伝える方法がおすすめです。
残念ながらただ「気づいた家事をして欲しい」と伝えるのみでは察する力は伸びません。
手間はかかりますがはじめはやって欲しい家事だけでも良いので週ごと程度の頻度でリストアップし、どこかに書き出して目に付きやすい位置に置くようにすると良いでしょう。
毎週達成度を確認することで少しずつ察する能力を身につけることができるでしょう。
いくつかの家事を専属で任せて当事者意識を持たせる
当事者意識を持たせるには、いくつかの家事を専属で任せることから始める方法がおすすめです。
都度家事を手伝うよう頼む方法では一時的には家事をこなしてくれますが、あくまで手伝う意識のままで当事者は芽生えにくいです。
具体的には日用品の補充や朝食の準備など忘れると必ず気づく家事などから任せることをおすすめします。
物の定位置を決めることで収納場所の知識を付けさせる
収納場所の知識を付けさせるには物の定位置を決めてしまう方法がおすすめです。
バッグ類を収納するためのかごや、書類を収納するための卓上チェストなどを設置し散らかってしまいがちな小物の定位置を決めましょう。
定位置を決めてしまえば、収納場所を知らないので片付けできない、ということは無くなります。
まとめ
・家事に消極的な多くの夫の心理は、家事について特に何も考えてない状態
・家事を積極的にやってくれない夫に足りないのは主に察する能力と当事者意識
・積極的に家事に取り組む夫にするためには、家事の分担表を見せながら察する能力を付けさせることと、家事をいくつか専属で任せて当事者意識を養うことが必要