天穂のサクナヒメをプレイしているとちょくちょく、サクナヒメの両親である「トヨハナ」「タケリビ」の名前が出てきます。
この2人(2柱?)の出会いなどは今作天穂のサクナヒメのストーリーを理解する上でとても大事なのですが、いかんせん情報が断片的かつ語りでしか出てこないため、理解が難しいです。
そこで、このページでは「トヨハナ」「タケリビ」がどんな神なのか、ストーリー上どう関連するのか、についてご紹介します。
トヨハナとタケリビの馴れ初め(出会い)はストーリー上も重要なので要チェックです
※ここからネタバレを多く含むのでご注意ください
また、天穂のサクナヒメを通しての渾身のネタバレはコチラにまとめていますので、既にクリアした方やどうしても気になる方はどうぞ!
トヨハナ・タケリビはどんな人物(神)?
まずはこの2柱がどんな神様なのかざっくり紹介します。(詳しいエピソードはまとめて後述します)
トヨハナ(元人間で豊穣神のサクナヒメの母)
元々麓の世(人間の世界)で生まれ育った人間でしたが訳あって頂の世(神の世界)に移住してきました。
天穂のサクナヒメの設定では頂の世に長く滞在した人間は神格化する、という内容になっているためトヨハナも長く頂の世に滞在する内に豊穣神になったと思われます。
また、サクナヒメの伸縮自在のスーパー羽衣の元持ち主であり、サクナヒメに残した本人です。
天穂のサクナヒメの時系列では幼いサクナヒメを残し行方不明になっています。(その間タマじいが1人(匹?柱?)でサクナヒメを育てました)
そしてめっちゃ美人!サクナちゃんの将来も期待大ですね!
タケリビ(武神のサクナヒメの父)
トヨハナとは違い元々頂の世に産まれた神であり、初代カムヒツキ様と喧嘩友達であったというレベルの戦闘力を持つ武神です。
カムヒツキ様は天穂のサクナヒメの世界で主神と呼ばれる存在で、中でも初代カムヒツキ様は色々特別視される存在のため、相当な実力があったのでしょう。
また、今作のラスボスとして立ちはだかる大龍を以前退けたのも、このタケリビです。
また、その際用いた剣が星魂剣(ほしだまのつるぎ)ことタマじいです。
トヨハナ・タケリビのなれそめ
天穂のサクナヒメのストーリーや設定を理解する上でもかなり重要な話ですが、タマじいの夕飯時の語りでしか語られません。
これにグイグイ食いつくユイとサクナが乙女満開で可愛いんですよ…
また、この語りもストーリー進行に合わせてアンロックされていく仕様になっているようで、上手くストーリーを進められていないとかなり途切れ途切れになるため、忘れてしまう…という人も多いと思います。
ここではタマじいの語りと他のパートで明らかになった情報を時系列でまとめていきます。
麓の世に大龍(おおみずち)が出現
人間の世界(麓の世)が戦乱や飢饉で荒れ、厄災としての大龍(おおみずち)が認識されました。
この大龍が作中のような龍の姿で麓の世にも現れていたのか、洪水や飢饉のような厄災として現れていたのかは若干不透明です。
ゲーム中のタマじいの話の限りは後者が濃厚のように思えるんだけど…
厄災繋がりだけなのですが厄災といえばガノンですね。本当はゼルダ無双までの繋ぎで天穂のサクナヒメを購入したのですが楽しすぎて完全にゼルダ無双は積みゲーとなりました…
トヨハナが麓の世から頂の世に逃亡
トヨハナは豊穣神として語られていますが実は元普通の人間で、麓の世で暮らしていました。
しかし、大龍の生け贄に選ばれてしまったため、生け贄になる前に羽衣の力を用い、頂の世(ヒノエ島)に家ごと逃げてきました。
納屋と田んぼも一緒に来たとすると最早羽衣で包める範囲ですらないですね。すごいパワーです。
この世界を跨ぐ途方もない所行は羽衣(サクナヒメが現在所有している物)の力でなされたようですが、この羽衣をいつどういう経緯でトヨハナが入手したのかは謎のままです。
ヒノエ島に大龍が顕現する
麓の世から頂の世に逃げてきたトヨハナでしたが、そのトヨハナを追って大龍がヒノエ島に顕現します。
トヨハナが凄い人間だったからどうしても食べたいのか、それともただのストーカーなのか。
まぁ、ストーカーでしょう。
見てください。執念深そうなお顔でしょう?こんなオラオラ系に絡まれたらそれは逃げるでしょう。
しかしトヨハナのいる家は惑いの術がかけられているため見つけることができず、大龍は暴れ続けます。
それをはた迷惑に感じたアシグモ族が大龍に挑みますがあまりなすすべも無かったようで基本退けられ怪我を負います。
そうした怪我をしたアシグモ達の面倒見てあげたことで次第にトヨハナはアシグモ達から祭り上げられる存在になっていきます。
つまり可愛いは正義。ですね!
タケリビがヒノエ島に到着する
そんな感じでトヨハナ&アシグモ軍vs大龍でドンパチしているところにタケリビ様が遅れて降臨します。
この島に来た理由はタマじいからそこまで明確には語られていない(ただ大龍討伐に来た程度)ですが、本来の目的はヒノエ島にある創世樹を大龍から守るためでした。
この本来の目的を初代カムヒツキがどこまでタケリビに教えていたかはちょっと謎なんですけどね
しかし、このタケリビは当初神軍として来島したため、トヨハナ&アシグモ軍とも相容れはせず三つ巴状態に突入します。
タケリビ、トヨハナに一目惚れ
三つ巴の状態で争っていましたが、あるときタケリビはアシグモ達が女性(トヨハナ)をかくまっていることを知ります。
どんな女性か気になったタケリビは(どうやってか全くもって謎ですが)止めようとするアシグモ達を退けトヨハナを見に行きます。
そして、案の定一目惚れします
ちょろい…ちょろ過ぎますぞタケリビ様!!
という、タマじいの声が聞こえてくるような気がします。
その際は特段進展はなく終わったようですが、次第に大龍という大きな敵に対し共闘するようになり、惹かれ合っていったようです。
そして大龍を退けた後、2人は結ばれ都でサクナヒメが産まれます。
このサクナヒメが誕生し、幼い頃のエピソードは少しだけ作中にイベントがあります。
見るためには「天返宮」を100層までクリアする必要があるのですが、十分に見る価値のあるイベントなので頑張って欲しいです。
贅沢を言えば…フルボイスが…欲しかった…
サクナヒメ誕生・タケリビ&トヨハナの失踪
「天穂のサクナヒメ」が始まった際、タケリビとトヨハナはまだ幼いサクナヒメを都に残し、失踪した状態でした。
※死亡している、という表現もない代わりにサクナヒメも探している、という内容も描かれていないためどことなく死亡している感を出している…?
これはストーリ-クリア(大龍討伐後)のムービーで確認できますが、大龍がまだヒノエ島の地中深くに潜んでいることを察知し、討伐に行ったものの返り討ちに遭ってしまったようです。
つまり、天穂のサクナヒメは親のかたきを打つ、ということを主軸の1つに置いたゲームだったということになります。(稲作という主軸が強すぎて薄れますが…)